ファッションの基礎知識part12「モード」について学ぶ
どうも、長谷川アーマンです。
この連載では「オシャレになりたいけどファッションってそもそもなにかわからない」「オシャレってそもそもなに?」「雑誌を読んでいてもいまいち用語がわからない」という方に向けてファッションの基礎知識を説明していきたいと思います。
今回も以前説明したテイストの深堀りでファッションの基礎知識part12「モード」について学んでいきましょう。
モードとは
そもそも今回説明するモードというのは、主に日本国内で使われている「モード系」であり、正確にはモードとモード系は違います。
モードは1960年代からフランス国内で「流行の」という意味で使われていました。これはフランス語の「ア・ラ・モード(ファッションの・流行の)」という言葉がそのまま語源となっています。
一方で日本国内において「モード系」と言われているファッションのスタイルは主に全身黒色のファッションのスタイルを指す事が一般的になっています。
モード系という言葉は日本独自の言葉であり、海外では「モード」という言葉だけで全身黒のファッションを想像する人は少ないとされています。
モードの歴史
1981年のパリコレで、当時日本を代表するデザイナーである「Yohji Yamamoto」の山本耀司氏と「COMME des GARCONS」の川久保玲氏がモデルの服を全身黒で表現する作品を発表しました。
これは当時「黒の衝撃」と呼ばれ世界中で話題になりました。
1980年代の欧米では全身黒色のファッションはタブーとされており、フランス国内でも批判が殺到しました。
しかし、その後黒を全面的に押し出したファッションは世界的に流行していきます。
1980年代の日本国内においても、この影響を受けて全身黒色の服を身に纏う若者が街に溢れ、当時は「カラス族」と呼ばれたそうです。
この影響が今のモード系に繋がっていると言われています。
モードの魅力
ミステリアスな雰囲気を醸し出すことができる
全身を黒色で統一することによって、どこかミステリアスな雰囲気を醸し出すことができるのがモード系の魅力の一つ。また落ち着いて見えることもあり、子供っぽくみられたくない人にもオススメできます。
ハイブランドをうまくとりいれることでオシャレな印象を与えることができる
モード系の特徴として、ハイブランドで最先端のアイテムを取り入れることが多い点も挙げられます。やはりハイブランドのアイテムをうまく取り入れることができれば、相手にもオシャレな印象を与えることができるでしょう。
モードコーデ
Yohji Yamamotoを使った王道モード系コーデ
全身黒色で統一されており、特にYohji Yamamotoのアイテムをうまく取り入れている王道でオシャレなモード系ファッションです。
小物まで黒で統一しているこだわり溢れるモード系ファッション
こちらも全身黒で統一されているモード系ファッション。小物まで黒で統一されており、こだわりを感じるスタイルになっています。
まとめ
ファッションの基礎知識part12では「モード」について学びました。
これを読んでファッションについて筆者とともに勉強して、どんどんオシャレになりましょう。